一日がんばって働いたときなど、疲れがたまっているときは、おうちに帰って来てもなぜか身体がこわばっていたり、ゆっくりとした気持ちになれなかったりしませんか?
そんなときには「アロマ」の自然な香りの力で、リラックスタイム!心地よい香りでお部屋をいっぱいにすれば、疲れた心も自然とほぐれていきますよ。
今回はリラックスするためのおうちで気軽にできるアロマを使ったリラックスタイムの過ごし方をご紹介します。
アロマテラピーは古くからヨーロッパを中心に行われてきた治療法のひとつ。「西洋の漢方」とも呼ばれており、病気やケガなどの治療に日常的に用いられてきました。
好きな香りの香水をつけていると、いい気分になった経験はありませんか?実は香りを嗅ぐことで嗅覚が脳に直接的に働きかけ、自律神経をはじめとする部分に作用。心をリラックスさせたり免疫機能向上にアプローチさせたりするなど、さまざまなセルフケアに使っていくことができるんです。
・ディフューザー
アロマの香りを拡散できるディフューザーは、お部屋いっぱいに香りを満たしたいときにぴったり。蒸気を使うタイプ、キャンドルや照明の熱を利用するタイプがあるので、使い方に合わせて選んでいきましょう。香りを楽しむだけでもリラックスできますが、その中でヨガや瞑想をしてみると頭も心もすっきりとリフレッシュできますよ。
・お風呂に垂らしてアロマバス
浴槽の中にエッセンシャルオイルを3〜5滴ほど垂らし、かき混ぜてから入浴する方法です。香りとともにあたたかいお湯にゆっくりと浸かれば、心地よいバスタイムが過ごせます。立ち上る蒸気を思いっきり吸い込んで深呼吸したり、お風呂場の照明を少し暗くしたりしてみるのもよいですよ。リラックスしたいときには、38℃前後のぬるめのお湯にゆっくりと30分程度入浴してみてください。
・アロママッサージ
アロマのオイルを使って優しくマッサージすれば、身体のこわばりもほぐれストレスの軽減につなげることができます。身体がホカホカとあたたまった入浴後に行うと、より心地よさを感じることができるのでおすすめ。
マッサージ用のオイルを使用するか、エッセンシャルオイルをホホバオイルのようなキャリアオイルに溶かして薄めれば、マッサージ用のオイルを作ることができます。お肌の刺激になってしまうため、エッセンシャルオイルの希釈濃度が1%以下になるように作りましょう。
・アロマを使うときの注意点!
アロマには天然の成分が使われているため、個人差はありますが刺激が強すぎると感じてしまうこともあります。オイルを原液のまま口に入れたり、お肌につけたりしないようにしましょう。また、デリケートな3歳未満の赤ちゃんや妊娠中の人は、アロマの影響を受けやすくなってしまうことも。アロマバスやマッサージのような直接お肌に触れる方法は避けるようにしてください。
・ラベンダー
定番のアロマのひとつ・ラベンダーは、心を落ち着かせて緊張を和らげてくれる香り。寝る前にゆっくりとアロマバスをしたり、寝室をラベンダーの香りで満たせば、不安な気持ちを穏やかにして深い眠りへと導いてくれます。柔らかくあたたかなフローラル系の香りです。使いやすい香りなので、初心者さんにもおすすめです。
・マンダリン
オレンジのような柑橘系の香りであるマンダリンは、イライラした心を落ち着かせたいときにぴったり。不安や緊張を鎮めて、疲れた身体や心に元気をプラスしてくれます。ふんわりと香り、穏やかに作用するので強い香りが苦手という人は、まずマンダリンから試してみるのも◎
・カモミール・ローマン
可憐で白い花を咲かせる多年草の植物、カモミール・ローマン。青りんごのような爽やかでみずみずしい香りを持っています。落ち込んだときやイライラしているとき、不安でいっぱいなときなど神経が高ぶっているときに使えば、優しい香りが心をほっとリラックス。癒しの効果があるので、心地よく眠りたいときにも使ってみてください。
アロマにはたくさんの香りの種類がありますが、まずは自分が心地よいと感じる好きな香りから試してみることをおすすめします。疲れた心と身体をじんわりとほぐしてくれるアロマを存分に活用して、極上のリラックスタイムを過ごしてみませんか?