結婚・出産など、女性には人生に大きなターニングポイントがたくさん!実は男性と比べても人生を大きく変える機会がとても多いといわれています。
そんなターニングポイントを迎え、新しい生活は少しでも余裕をもって進んでいきたいもの。大きな転機となる結婚・出産の際には助成金や手当金をもらえる制度が意外と多くあることはご存知でしょうか?
今回は結婚・出産の際に利用できる、知っていないともったいない!助成金や育児手当金についてまとめました。
まずは「結婚」をするときにもらえるお金についてご紹介します。それぞれ申請方法・条件が異なる場合がありますので、自分は該当するのかを事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
☑結婚お祝い金
現在働いている会社の福利厚生の中に「結婚祝い金」が含まれている場合があります。すべての会社にあるわけではないため、結婚前に人事総務部に確認しておきましょう。ほとんどの会社が一律の金額を支給していますが、勤続年数や役職によって異なることもあります。正社員ではなくアルバイトやパートでももらえるケースもありますので、一度確認しておいて損はないでしょう。
また、住んでいる自治体にも結婚するとお金がもらえる制度がある場合があります。こちらもすべての自治体で行っているわけではないため、事前の確認が必要です。その他に各種社会保険や加入している共済・生命保険などからもお祝い金が出ることがあります。制度の有無や申請方法・条件を確認みてください。
☑結婚新生活支援事業
平成30年から少子化対策の一環として、国による新生活支援事業がスタートしているのをご存知でしたか?これは34歳以下のカップルに新生活を始めるための引っ越し費用と新居の住居費の1/2を最大30万円まで補助してくれるというもの。
ただし、受給対象となるには年収などの条件があります。この制度を行っていない自治体もあるため、まずはいまお住いの地方自治体のホームページなどを確認してみましょう。
つづいて「出産」をするときにもらえるお金もチェック!条件や申請方法など、雇用状況などによってかなり変わってきますので、事前にきちんと把握しておくと安心です。
☑出産手当金
妊娠・出産に伴い会社を休む人が、勤務先の健康保険からもらえるお金です。勤務先の健康保険に継続して1年以上加入している人が対象となっているため、正社員ではなくアルバイトやパート、さらに退職後や退職予定の人ももらうことができます。
もらえる金額はこちらの式で計算されます。
支給開始日以前の継続した12か月間の標準報酬月額を平均した額÷30日×2/3
妊娠4か月目以降の出産であることや、産休を取っていることなど条件がありますので、詳しくは勤務先の健康保険に確認してみてください。
☑出産育児一時金
こちらは国の健康保険から出産に伴いもらえるお金のこと。健康保険に加入している人や被扶養者が子供1人につき42万円をもらえる制度で、基本的に誰でも受け取ることができます。妊娠4カ月(85日)以上で出産した人が対象となっており、早産・死産・流産・人工妊娠中絶も対象に含まれます。双子のような多胎分娩の場合は42万円×出生児数が支給されます。
申請は立て替えの必要がない直接支払制度と受取代理制度、本人が全額立て替えたあとに健康保険に直接申請する方法があります。
☑育児休業給付金
働いている人が育児による休業中に支給されるお金のことです。務めている会社を通してハローワークに申請するもので、条件を満たしていれば男女ともにもらうことができます。
母親は産後休業期間(産後8週間以内)の翌日~子供の1歳の誕生日前日まで、父親は子供が生まれた当日~子供の1歳の誕生日前日までの育児休業中が支給期間になり、2か月に1度受け取ることになります。支給額は育休開始~6か月間は給料の67%、それ以降は50%です。
こちらはもとの職場に復職することを前提にした制度となっています。
結婚や出産で退職した場合にも受け取れるお金があるのであわせて確認しておきましょう!
☑失業給付金
結婚に伴って退職し新しい仕事を探す場合、再就職までのお金を受け取ることができます。雇用保険に一定期間以上加入している人がハローワークに申請することができます。退職のときに会社から雇用保険被保険者離職票を発行してもらう必要があるので、忘れずにもらうようにしましょう。
☑確定申告の還付金
結婚して退職し、年内に再就職しなかった場合、本来支払うはずの税金額と異なっていることがあります。本人が確定申告をして正しい金額に修正することが必要です。この場合税金が多く計算されているケースが多いため、税金が還付されることが多いのできちんと申告しておくことをおすすめします。
結婚・出産は余裕をもって♪
結婚・出産でもらえる助成金や手当金は意外とたくさんあるんです。自分が受け取れるのはどれなのかを事前に確認して、新しい生活を少しでも余裕のあるものにしていきましょう♪