ふとした時に気になる爪の白い部分…爪は健康のバロメーターです。放っておくと危険な場合も…!どうすればよいか現役ネイリストがあなたに助言いたします!
爪に白い斑点ができたり、白い横線が入ったり。せっかくキレイにお手入れしていても、爪に白い部分があると意外と気になりますよね。
実は日常生活のちょっとしたキッカケで、爪が白くなってしまうことがあるんです。
よくある原因は3つなのでぜひ覚えておきましょう。
1つ目の原因は、栄養不足。
食生活が乱れてビタミンB6などが不足すると、貧血になります。その貧血が原因で爪に白い斑点が出ることがあるんです。
他にも、
・亜鉛
・たんぱく質
・鉄分
などの栄養が不足しても爪に影響が出ることがあります。
2つ目の原因は、爪に受けた衝撃。
ドアに指を挟んだり足の爪に物を落としたりして爪に衝撃が加わると、爪の細胞が傷ついてしまいます。爪の細胞が傷つくと、その部分の爪の成長が悪くなり白い斑点になって爪の表面に現れてきます。
3つ目の原因は、過度のストレス。
強いストレスを感じると、爪の成長に影響が出て爪が白くなることがあります。
・睡眠不足や不安などの精神的ストレス
・高熱や病気などの肉体的ストレス
どちらのストレスも爪が白くなる原因になることがあるので注意しましょう。
この、
・栄養不足
・爪に受けた衝撃
・過度のストレス
の3つが、日常生活の中での爪が白くなる主な原因です。
爪は1ヵ月に2mmくらい伸びると言われているので、例えば爪の真ん中あたりに白い斑点があるときは、2~3ヵ月前にダメージを負ったものが現れていることになります。
爪が白くなっているけれどパッと思い当たる原因がないときは、数ヶ月前の自分の日常生活を思い出してみましょう。白くなっている原因が分かるかもしれませんよ。
ちなみに日常生活が原因で爪が白くなっている状態は、病気ではありません。しばらく経って爪が伸びて白い部分を切ってしまえば、きれいさっぱりなくなってしまうので安心してくださいね。
しかし万が一、
・すべての指の爪に白い斑点ができた
・白い色がだんだん濃くなっている
・斑点の数が増えてきた
・爪に白い縦線がある
こんなときは、内臓の病気などが隠れている可能性があります。皮膚科など専門の病院を早めに受診しておくのが安心です。
いくら病気ではないと言っても、爪の白い斑点ってけっこう気になるものです。できることなら、白い部分のないキレイな爪でいたいですよね。
実は、爪の白い斑点は日常生活の習慣で予防することができるんです。
例えば、貧血などの栄養不足はサプリメントや食事で予防、改善することができます。
食品でいうと、
・レバー
・ヒジキ
・牛乳
・卵
・大豆
などが、貧血予防に効果的。積極的に取り入れるのが爪の白い斑点を防ぐのにおすすめです。
外食が多かったり、自炊していないと栄養バランスが崩れがちになりますよね。そんな人は1粒に色々な成分が入った、サプリメントを試してみるのがおすすめです。
栄養は爪の見た目だけでなく、健康の基本。栄養不足にならないように、ぜひチャレンジしてみましょう。
栄養の他には、ストレスを溜め込みすぎないことも爪の白い斑点を防ぐのに大切です。
忙しい毎日の中でも趣味の時間を作ったり、友人と会って話をしたり。自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
あれこれ考えて不安になってしまう人は、肩の力を抜いてあまり思い悩み過ぎないようにできるといいですね。
爪が白くなるのはほとんどの場合は心配いりませんが、ごく稀に大きな病気が隠れていることもあります。
・爪がはがれそうになっている
・体のだるさやむくみなど他に症状がある
・すべての指の爪に白い斑点ができた
・白色がだんだん濃くなったり、斑点の数が増えた
・爪に白い縦線がある
1つでも当てはまる時は、もしかしたら腎不全や肝不全という腎臓や肝臓の機能がひどく低下した状態になっているかもしれません。
そんなときは早めに皮膚科を受診しましょう。体のだるさやむくみなど、爪の他にも症状がある場合は内科でも大丈夫です。
腎不全や肝不全は最悪の場合、命に関わることもある怖い病気です。爪のチェックを欠かさないようにして、病気のサインを見逃さないように気をつけましょう。
爪が白くなるのは体からのSOSです。もしも爪に白い部分を見つけた時は、ここ数ヶ月の日常生活を振り返ってみてください。
・栄養不足ではないですか?
・ストレスが溜まっていませんか?
思いあたることがあればしっかり体をケアしてあげましょう。
普段から爪の状態をよく観察していれば、怖い病気を早めに発見できることもあります。
自分の爪をよく見る習慣を作って健康チェックに役立ててみてくださいね。